夏の夜
真夏の夜空を電光線が走りました。
あまりの衝撃に、恐怖さえ覚えました。
次男坊と、美しすぎる星を眺めてると、
その何ちゃら流星群達は、走り始めました。
その日は、新月という事もあり、
濃い郡青色に無数の星達が輝いていました。
2人で、座布団と枕を敷き、夜空を見上げる。
僕は片手に、ビールを。
次男坊は、日本刀。
僕の実家に来ると、
彼はまず、座敷に飾ってある刀を取りに行く。
振り回しながら、
田んぼを駆け回る。
近所の老人達は、僕に声を掛け、
口々に「みのちゃん、そっくりね」と言う。
恥ずかしいやら、
誇らしいやら。
結局、願い事は伝えられなかったけど、
この日の、星の美しさと、
ビールの味は格別でした。
ちなみに、長男と奥様は、読書に夢中でした。
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