ピュアな気持ち
先日、僕の所属している任侠団体の所信表明ありました。
各、若頭達の挨拶が終わり、
いよいよ親分さんの挨拶。
「我々が幹部になり10年が経ちました、ああしよう、こうしよう、
という思いも中々実現できずにいます。
どうか皆さん!今一度、この組織に入った時の、
ピュアな気持ちを思い出して下さい。
そして、その思いを力に変えて我々にかして下さい。
どうか宜しくお願いします。」
「ピュアな気持ち」
親分さん、すいません....。
あっしはすっかり忘れていました。
20年前のあの真っ白な「ピュアな気持ち」って言うヤツを。
情けねぇったらありゃしねぇ。
親分さん、あっしはいつの間に、こうもズルくなっていたんでしょうか?
考えるのは、いつだって自分の事ばかりでした。
自分の欲が満たされてるか、自分の仕事が人に比べて楽なのかどうなのか、
自分のポジションは人に比べて、上なのか下なのか。
あぁ、思い起こすと恥ずかしくってしょうがねぇ。
「親分さん、2016年、あっしは働きやす。
一生懸命、ピュアな気持ちで働かさして頂きやす。」
PS 最近「浅田次郎」の本を読んでいる事もあり、
独り事はすっかり江戸弁になのだ。
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