セミナー
先日、僕の所属している、
とある「任侠団体」の今年度の技術セミナーが始まった。
僕の担当しているクラスは、入店4年目を迎えた若人達だ。
4年目ともなると、年齢は24歳前後。
店の中でも中堅どころと言ったところだ。
そして、徐々に日頃の努力の差が出始め、
技術的にも、人間的にも、後輩や先輩からの
「頼まれ事」の質が変わってくる。
「あの人に言っても、多分分からないって」
「その事なら、あの先輩詳しいよ」
「あいつは、まだ無理だから、俺がやるよ」
「あいつに、1回やってもらおうか」
などなど.............。
まぁ、僕の4年目と言えば、
やっと、「この仕事」の楽しさを知った、
「遅れてきた秋田のなまはげルーキー」だった。
今日と言う1日の仕事をいかに楽して生きるかをテーマに掲げ、
早くクラブに行って、誰かに何かをしたい..........。
そんな元気な「なまはげ」だった。
しかし、今の若人達は違う。
必死にメモを取り、
何か1つでも見逃すまいと、
綺麗な眼差しで、講師の技術を見つめている。
今回のスタイルのテーマは、
「さきいかマッシュ」
なんて最高のつまみなんだろう。
なんと言う美しいフォルムだろう。
がっ!しかしっ!
大切なのは、この次のステップなのである、
今日教わった事を、お店に帰って、
見よう見まねで「試す」事なのだ。
すると、翌月のセミナーでの講師の技術の見え方が、
全く違って見えてくる。
質問が次から次へと湧いてくる。
自分の技術のNASAが見えてくる。
そして、その疑問が1つクリアする事に、
技術者としての「魅力」が増えてくる。
その繰り返しが、「お客様」を1人ずつ増やしていく。
「若人達よ、大志を抱け」
「そして、もっと遊べ」
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