ミーティング
先日、僕の所属している任侠団体の技術セミナーがありました。
月に1度、若手スタイリスト育成のため、
講師達が自分の持っている引き出しを惜しみなく披露します。
むずかしいことを、やさしく。
やさしいことを、ふかく。
ふかいことを、おもしろく。
20年近くこの教室に携わっていて感じることは、
最近の生徒さん達は、真面目である。
僕が生徒だった頃とは偉い違いである。
遅刻は当たり前の、平気でガムは食べるわ、あくびはするわ、屁はこくわ。
不良少年ばかりだった気がする。
セミナーが終わると、大事なミーティングが待っている。
焼き鳥屋に12〜15人が集結する。
でっかい声で下ネタを話す。
女性店員にセクハラをする。
仕事の話はしない。
誰かの悪口は言う。
その話題が一番盛り上がる。
そして、若手講師は、こっそり帰っていく。
僕は、このミーティングは全力で飲んだ。
いつも通り記憶はない。
どうやって帰ったかも覚えてない。
翌日、案の定、二日酔いの体でお店に向かおうとカバンを持つと、やたら重い。
そこには、まさかの日本酒が入っていた。
コンビニの袋に包まれ、寝っ転がっていた。
あれから、まだ飲もうとしてる佐々木君は本当に恐ろしい人だ。
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