メリークリスマス
クリスマスの朝、次男坊はプレゼントを見つけると、
「あ〜、やっぱり第二希望か〜」と落胆しながら、
DSのカセットを見つめていた。
第一希望は、「スマホ」だったらしいが、
母親に、「外人のサンタさんが、日本語で契約出来るわけないじゃない」
と一喝されションボリしていた。
長男は、どうやら今年から気付き始めたらしく、
「3000円分の図書券でいいよ」というリクエストだった。
何とも味気ない。
実に寂しい。
当然当日の朝も、感動すらせず「ラッキー」の一言だった。
即、財布に収めていた。
時の流れというものは実に残酷である。
そんな僕は、保育園の頃に時の流れを感じた園児だった。
あの頃は、そんなにサンタさんはいなかった時代で、
お金持ちの、こうちゃんの家だけに来ると言われていた。
実に寂ししい世の中だった。
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