下北沢 美容室/美容院 STUDIO 4H

時をかける少女

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先日の仕事帰り、いつもの小料理「ふるさと」で一杯ひっかけ、

ホロ酔い気分で鼻唄を歌い家路を辿ってました。

鼻唄から、口ずさみに変わり、次は歌詞を思い出そうと

  何度も何度も

「あなた〜わたしのもと〜から、突然消えたり〜し〜ないでね〜」と

しつこく、歌っていました。

そうしていると、今度は、この歌が流行ってた中学生の頃を思い出し、

少し、センチメンタルジャーニーの気分も混じってきました。

「と〜き〜を〜 かける少〜女」あたりで、

後方を歩いてると思われる女性が軽く咳払いをしました。

優しい女性は、僕に自分の存在を咳払いで知らせてくれました。

何度もチャンスをくれました。

僕は、後ろからのアピールプレーを感じつつ、

ここで止めてしまったら、ただの「懐メロおじさん」と思われる気がし、

気付かないフリをし、幸せな「酔っぱらいおじさん」を演じてました。

彼女も必死に咳払いのボリュームを上げて、助け舟を出してくれるが、

ここは、あえて「しらんぷり」を決める事にした。

 気持ち良く歌う。ハミング交え、気持ち良く。

シビレを切らした彼女はギアを一気に上げ、

並ぶ事無く、抜き去りました。抜いてくれました。

なぜか笑いが込み上げてきました。

「いや〜面白い」思わず呟いてしまいました。

  「横をかける少女」 すぐ曲がったけど..........。

    本当は書きたくなかった.........。

しかし、思ってしまった事はしょうがない。

原田知世が掛けて行きました。コツコツとかけて行きました。

少しイライラした様子で駆け抜けました。

寝る時もう一回思い出し、もう一回駆けていきました。

あの頃には、別に戻りたくはない。

   時も駆けなくていい。


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