その先へ.......
先日、スタッフ達の出場したコンテストを見て来ました。
思い起こすと、僕もあんな「いい顔」をしてたのかなぁと
彼らの表情に目頭が熱くなりました。
僕の初めて出た種目は、パーマの巻き巻き大会。
たいして練習もしてなかったので、
本番の時は、不安で不安で、「緊張し過ぎでしょう」と言う位
「チビっ子ギャング」でした。
若かったせいもあり、多少イキガっては見せるものの、
手の震えは止まる気配も無く、深呼吸しようとしても
酸素が、途切れ途切れにしか入ってこなかったを覚えてます。
「ヨーイドン」の合図でスタートはしたものの、
手の震えと、つけ過ぎたトリートメントのせいでツルツル滑って、
最初の一本をなかなか巻けずにいると、見かねた係のおばさんが
「お兄さん、明日もう一回来たら?」の一言が面白過ぎて
ようやく入り過ぎていた肩の力が抜け、やっと一本巻けました。
その時、おばさんが「大きい拍手」をくれました。
涙が出そうになりました。
僕も相当嬉しかったのに、静まり返った会場の注目を浴びる事になり、
顔が真っ赤かになった事を昨日の事の様に覚えてます。
あれから24年............、
緊張してる選手、不安な表情をしてる選手、平静を装ってる選手、
自信に満ち溢れている選手、疲れ果ててる選手、
悔しがってる選手、喜んでる選手、泣いてる選手。
そんな彼らに伝えたい、
「始まったばかりだよ」
「あきらめるなよ」
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